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スリップによる自損事故…自動車保険は使える?正しい使い方を分かりやすく解説

2025.12.14 | Category: 交通事故対応,自賠責・任意保険

スリップによる自損事故…自動車保険は使える?正しい使い方を分かりやすく解説

冬道の凍結や大雨によるスリップが原因で、ガードレールや縁石にぶつかってしまう自損事故(単独事故)は、毎年多く発生しています。

「自分だけの事故でも保険は使えるの?」
「警察には届けた方がいい?」
「車両保険を使うと保険料は上がる?」

今回は、スリップによる 自損事故の際の自動車保険の使い方 について、わかりやすく解説します。

🚗 自損事故は自賠責保険では補償されない

交通事故では必ず加入が義務付けられている 自賠責保険 がありますが、補償範囲は「他人をケガ・死亡させた場合」に限られます。

そのため、

・自分のケガ

・同乗者のケガ

・車体の損傷

・電柱やガードレールにぶつかった場合などは 自賠責保険の対象外 となります。

自損事故を補償するかどうかは、加入している 任意保険の内容によって決まります

自損事故で使える可能性のある保険

保険の種類 補償内容
車両保険(一般型) 自分の車の修理費用を補償
人身傷害保険 運転者・同乗者の治療費・慰謝料など
搭乗者傷害保険 ケガや死亡に対して定額を支給
自損事故傷害特約 自損事故でのケガ・死亡など
対物賠償保険 電柱やガードレールなど他人の物を壊したときに補償

特に 車両保険(一般型/ワイド型) に加入していると、スリップ事故でも修理費をカバーできる場合が多いです。

ただし、エコノミー型(車対車のみ)では 単独事故が対象外のことが多い ため注意が必要です。

📞 事故後の正しい対応手順

  1. 警察へ連絡し、事故証明を取得

  2. 車の損傷・路面状況の写真を撮影

  3. 保険会社へ連絡して契約内容を確認

  4. 修理見積もりや必要書類を提出

  5. 保険金支払いの判断を待つ

 自損事故でも警察への届け出は必須「交通事故証明書」が保険請求で必要になります

⚠️ 保険を使う際の注意点

・車両保険を使うと 翌年の等級が通常3等級ダウンし、保険料が上がります

・修理費が少額の場合、自腹の方がトータルで安く済む可能性があります

・飲酒・無免許・重大な過失がある場合は補償されないことがあります

・人身傷害と搭乗者傷害は補償内容が異なるため、契約内容を要確認

💡 保険を使うか迷ったときの判断基準

状況 判断ポイント
修理費が高額 車両保険の利用を検討
ケガをした/同乗者がいた 人身傷害や自損事故傷害を使用
電柱・建物などを壊した 対物賠償で補償可能
修理費が小額 保険料アップを考えて自腹も検討

✨ まとめ

スリップによる自損事故は、加入している任意保険の補償内容によって、自分や同乗者のケガ、車の修理費が補償される場合があります。

重要なのは、

・事故直後に警察へ連絡

・写真や状況の記録

・保険会社に早めに相談

・契約内容の確認

冬場は特に単独事故が増える季節です。

もしもの時に慌てないよう、今のうちに保険証券の内容をチェックしておきましょう。

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