
一見すると「それほど巻いていない」「まだ大丈夫そう」と感じられる爪であっても、実際には皮膚の下で深刻なトラブルが進行していることがあります。
本記事では、寒河江市から来院された60代女性の事例をもとに、見た目では判断しにくい巻き爪・陥入爪の実態と、その根本原因となりやすい「誤った爪切り」について、専門的な視点から詳しく解説します。
特に、高齢期に入りやすい爪質の変化や、日常生活で起こりがちなケアの落とし穴を具体的に取り上げ、再発を防ぐために必要な正しい知識を整理します。
今回のケースでは、正面から見た段階では強い巻き込みや変形は目立ちませんでした。
しかし、爪の両脇の皮膚を軽く押し下げると、爪の端に「切り残し」が確認され、その先端が棘状になって皮膚へ食い込んでいる状態でした。
このような状態は、日常の歩行や靴の圧迫によって皮膚を刺激し続け、痛み・炎症・出血の原因となります。
見た目が軽症に見えるため、我慢を続けてしまう方が少なくありません。
しかし、棘状の爪が皮膚内部に入り込むと、慢性的な炎症が起こり、やがて化膿や肉芽形成へと進行する可能性があります。
特に高齢者では、皮膚の回復力が低下しているため、悪化のスピードが早くなる傾向があります。


巻き補正前の爪の角度は、70度
70度の巻き爪の1カ所の補正料金 8800円
同じ趾で2ヵ所目の補正料金 2200円
合計 11000円
※重症度(巻き爪の角度)によって施術料金が変わります


初回の巻き爪角度が
40~50度 3ヵ月~4ヵ月
60~70度 4ヵ月~6ヵ月
80度~ 6ヵ月~
通院は1ヵ月に1回
※爪の状態や痛みの度合いによって変わります

棘状の切り残しは、多くの場合、深爪や斜め切りが原因です。
爪の角を落としすぎると、次に伸びてくる爪が皮膚の下方向へ誘導され、鋭利な先端となってしまいます。
この状態で靴を履き、体重がかかることで、爪先はさらに皮膚へ押し込まれ、違和感や痛みが増していきます。
また、爪が硬く厚くなりやすい60代以降では、通常の爪切りでは断面が荒れやすく、微細なギザギザが残ることも少なくありません。
この小さな凹凸が、皮膚への刺激を増幅させる要因となります。
年齢を重ねるにつれて、爪には以下のような変化が起こりやすくなります。
・爪が厚く硬くなる
・爪の水分量が低下し、割れやすくなる
・爪の成長方向が変わり、巻き込みやすくなる
・視力や柔軟性の低下により、正確な爪切りが難しくなる
これらの要因が重なることで、「自分ではきちんと切っているつもり」でも、実際には切り残しや深爪が生じやすくなります。
結果として、棘状の爪が皮膚に食い込むトラブルが発生します。
棘状の切り残しによるトラブルは、初期段階では強い痛みを伴わないことがあります。
そのため、「少し違和感があるだけ」「歩けないほどではない」と放置されがちです。
しかし、皮膚内部では持続的な圧迫と摩擦が続いており、炎症は静かに進行します。
この段階で適切なケアを行えば、重症化を防ぐことが可能ですが、自己判断で放置すると、化膿・出血・感染症へと発展するリスクが高まります。
特に、糖尿病や血流障害を抱える方では、わずかな傷が重大な合併症につながることもあります。
再発防止とトラブル予防のためには、正しい爪切りの理解が欠かせません。基本となるポイントは以下の通りです。
爪の先端は、指の形に沿ってまっすぐ切り、角を極端に落とさない「スクエアカット」が基本です。
角を残すことで、爪が皮膚へ潜り込むのを防ぎます。
硬くなった爪を一度で切ろうとすると、割れや欠けが生じやすくなります。
少しずつ、数回に分けて整えることが重要です。
切り口に残る微細な棘を取り除くため、やすりで断面をなめらかに整えます。
この工程を省くと、見えない棘が皮膚を刺激する原因となります。
視力の低下や腰・膝の不調により、足の爪を正確に切ることが難しい方も多くいらっしゃいます。
そのような場合、無理に自己処理を続けることは、かえってリスクを高めます。
専門的なフットケアを受けることで、爪の形状や皮膚の状態を総合的に確認し、安全に整えることが可能です。
また、すでに出血や化膿が見られる場合、あるいは爪白癬など感染性の皮膚疾患が疑われる場合には、皮膚科での診察が必要となります。
適切な医療機関と連携しながらケアを進めることが、早期改善への近道です。
正しい爪切りに加え、日常生活での習慣も重要です。
・足に合った靴を選び、つま先への圧迫を避ける
・長時間の歩行後は足を清潔に保ち、皮膚の状態を確認する
・乾燥を防ぐため、保湿ケアを継続する
・違和感を感じた時点で早めに対処する
これらを継続することで、棘状の切り残しが再び皮膚に食い込むリスクを大幅に減らすことができます。
今回の寒河江市から来院された60代女性のケースは、「見た目では軽そうに見える爪」にこそ注意が必要であることを示しています。
皮膚を押し下げて初めて分かる棘状の切り残しは、誤った爪切り習慣が積み重なった結果です。
正しい爪切りの知識と、必要に応じた専門的ケアを取り入れることで、痛みや炎症を未然に防ぎ、安心して日常生活を送ることが可能になります。
爪の違和感を軽視せず、早期の対応と予防を心がけることが、健やかな足元を保つための最も確実な方法です。
山形県寒河江市の寒河江巻き爪フットケアセンターでは、病院や皮膚科で改善しなかった巻き爪・陥入爪・変形爪に対して、痛みを最小限に抑えた最新の補正技術を提供しています。
これまでに寒河江市以外の天童市や山形市、東根市、長井市、上山市、長井市、南陽市、白鷹町、河北町、山辺町など山形県内22市町から546症例以上の施術実績があり、医師・看護師・介護職など医療従事者の方にも多数ご利用いただいております。
初回の補正で歩行時の痛みが消えたケースや、長年悩んでいた痛みが改善した事例も多く、再発しにくい爪の育成までサポートしています。
寒河江巻き爪フットケアセンター相談専用ラインはコチラ
巻き爪補正をご希望の方は、巻き爪の状態の分かる画像(正面と真上から)2枚を送ってください
寒河江巻き爪フットケアセンター公式インスタグラムはコチラ
https://www.instagram.com/sagae_makidume/profilecard/?igsh=MWZyMWE2YmcxM2o0dA==